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アレルギー疾患もミネラルの欠乏症といえます。
たとえばアトピー性皮膚炎や花粉症の患者がたくさん増えていますが、 こうしたアレルギー性疾患は、昔は殆どいなかったのに、最近になって 急激に増えてきています。 その原因がアレルギー体質、アレルゲンのダニ、抗原性の食品の摂取、 花粉などと考えられてきました。 しかし、花粉やダニは二番目の原因であって、本当の要因は、 微量元素ミネラルの欠乏にあるのです。 バランスのとれた食事と、ミネラルを十分に含んだ食べ物を摂取して いなければ、病気にかかりやすくなってしまうのです。 また、ミネラル欠乏症としてよく知られているのが鉄欠乏性貧血です。 赤血球には、ヘモグロビンという物質が含まれています。 このヘモグロビンの合成には鉄とビタミンB6が必要ですが、 このどちらかが少ないときに起こるのが鉄欠乏性貧血です。 そのために代謝がうまくいかなくなったり、免疫力が低下したり します。特に女性に多いのが鉄欠乏性貧血で、生理痛、冷え、 更には様々な婦人病をひき起こします。 「足がつる」という現象はカルシウムとマグネシウムが不足すると
起こりやすくなると云われます。 マグネシウムは骨の細胞に働きかけて、カルシウムの量を調節しています。 マグネシウムが不足すると、骨にカルシウムが行き渡らなくなってしまいます。 さらに体内にマグネシウムが不足すると、骨や歯に蓄積された分から 放出されます。同時にマグネシウムの3倍以上のカルシウムも放出されて しまい、その部分の骨がもろくなってしまいます。 骨がもろくなる原因はカルシウム不足といわれていますが、カルシウム だけでなくマグネシウムの不足にも気をつける必要があります。 足がつるという症状に対して、カルシウムとマグネシウムを摂取すると 改善されるようになるのは、このふたつのミネラルの相乗作用のためです。 また、味覚障害が亜鉛不足によって引き起こされることは 良く知られています。 大部分の味覚障害は、亜鉛を摂取することで、 治るとされています。 v 命の源=ミネラルミネラル(微量元素)は、生命の発生に絶対必要な要因で、
いわば命の素であるわけです。 分子生物学的には、遺伝子が一次タンパクを作り、その一次タンパクが 数十個集まって二次タンパクを作り代謝をおこないます。 遺伝子からいきなりインシュリン、GOT、GPT、SODなどの 生理活性物質が作られるわけではありません。 一次タンパクは、微量元素ミネラルを数個持っていますが、 タンパク質の種類ごとに特有のミネラルを持っているいます。 このミネラルが欠けると、タンパク質は構造的に激しい分子振動に 耐えられなくなり、触媒機能を果たせなくなるのではないかと 考えられています。 生物はその発生にあたって様々なミネラルを利用しています。 植物にとって最も大事な光合成というメカニズムを生み出すためには、 数種類の微量ミネラルを必要とします。 原生動物が生まれて、細胞による代謝活動を開始するようになると、 タンパク質による酵素が活躍します。さらに植物の消化や排泄、 エネルギーの発生などに必要なこれらの酵素を働かせるためには、 補酵素という触媒物質が必要になります。 補酵素は細胞にスイッチを入れたり切ったりする働きをしていますが、 ビタミンとミネラルがその役割を担っています。 ビタミンやミネラルが欠乏すると、酵素が十分に活動できなくなります。 ビタミンの中で補酵素として重要なのはビタミンB群です。 そしてミネラルではマグネシウムと亜鉛がもっとも重要です。 マグネシウムの場合は約300種類の酵素の働きを助けており、亜鉛の場合 は約250種類の酵素の働きを助けています。 太古の地球に散らばっていた元素はこうして、生物の生成を助け、 エネルギーを生み出して生物として活動する力を与えてきたのです。 やがて腔腸動物のような動物が生まれるようになると、海水そのものを 血液の代わりに利用して身体全体の代謝をおこない始めます。 海水にふんだんに含まれているミネラルによって、自らの細胞を活動 させ、植物の消化と排泄をおこない、体を動かして移動するという 活動を開始したのです。 地表に散らばっている様々な元素がとけ込んでいるのが海水であり、 海水そのものを利用して必要なミネラルを摂取するという原始動物の 生態は、とても合理的なものであるということがいえます。 火山地帯に位置する秘本は数多い温泉に恵まれています。
温泉がさまざまな疾病に効果があるということは昔から知られており、 温泉の成分表にも「リウマチに効果がある」「皮膚病に効果がある」 「婦人病に効果がある」などと記載されています。 こうした温泉の成分は地表の中の岩石の成分が地下水に溶けて、 マグマによって熱せられらものですので、さまざまな元素がイオンの形 で水に溶けています。 太古の地球で生物が誕生するために最初に必要だったのは、これらの 元素(ミネラル)でした。 地球が冷え始めた原始の大気は、アンモニア、メタン、水素の混合ガスでした。 これらを原料として有機物を生み出してきたのが、以前はカミナリなどの 自然現象といわれ、今では岩石(微量元素)の上にある微量元素 (金属)の触媒作用であったといわれています。 さらにこうして作られた有機物を再合成する働きも微量元素の 触媒作用なのです。 ”地球は鉱物の星”であり、地球そのものがミネラルの塊なのです。 生命維持には不可欠なとても大事な栄養素ですが、私たちにとって必要な
ミネラルの量はごく微量です。 今までの栄養学や医学の研究は、タンパク質、脂質、炭水化物などの 主要栄養物が中心でした。さらに、ビタミンについて研究が進み、 さらざまな疾病とビタミンとの関係が研究されるようになり、人々の 健康に大いに寄与するようになりました。 しかし、人体の中に微量に摂り入れられているミネラルについては、 その測定が難しいことから、あまり注目視されてきませんでした。 ミネラル研究の遅れにもかかわらず、カルシウムや鉄分などの一部の ミネラルが人体にとって大変重要であるということは、カルシウムや 鉄分などの一部のミネラルが人体にとって大変重要であるということは、 昔から知られていました。 加齢とともに骨が弱くなってさまざまな障害が起きるのはカルシウム不足 であり、女性に多い貧血による障害を改善するのに鉄分の摂取が 有効であることは広く知られているところです。 今でもよく知られていないのは、食べ物への含有量の少ない微量元素ミネラルの 働きです。さまざまな微量元素ミネラルが人体の中で大事な働きを しているということはあまり知られていません。 微量ミネラルをバランスよく人体に与えることで、さまざまな 生活習慣病が改善されているというのはまぎれもない事実です。 体内にごくわずかしか存在していないことで計量が難しかったことから、 その効果について省みられてこなかったミネラルの働きに光をあてる ことで、今まであきらめていたさまざまな病気が改善されたという 数々の実例が確認されています。 微量ミネラルの計量ができるようになった現在、微量ミネラルの欠乏 によってどういった病気が引き起こされるかという研究が、徐々に 進んでゆくことが予想されます。 ミネラルの研究は、五大栄養素の中でもっとも遅れていますが、 私たちの体の基礎を作っている物質であることから、もっと 積極的に研究されていかなければならない分野です。 病気の研究、代謝の研究はこれからの最大研究課題です。 近年、栄養学が進んできたおかげで、テレビでも健康雑誌でも
「体に良い食べ物」がたくさん取り上げられています。 様々な生活習慣病に悩まされている人々は、こうした情報を参考に、 健康な食生活をしようと、工夫をしているようです。 確かに私たちの体を維持するために、良い食べ物を摂るということは、 とても大事なことですが、その根本となる栄養のしくみを知らずに、 テレビや健康雑誌で取り上げられる食べ物を、次々に並べていっても、 一向に生活習慣病は治りません。 実は、私たちがもとめている「体に良い食べ物」というものは、 身体全体のしくみを支える総合的なものとしてとらえられたもので なければなりません。 今までの栄養学や医学の考え方ではあまり省みられることの なかったミネラル。 実は、ミネラルこそが栄養の源になる最小の単位であり、 人体全体を考える上で、もっともの大事な要素なのです。 v カルシウムカルシウムは、体内にもっとも多く含まれるミネラル(骨や歯に99%、体液に1%)で、
神経伝達や酵素の活性化を促し、心臓や神経、歯、骨、血管、筋肉などの 健康維持に不可欠です。 ところが、カルシウムはミネラルの中でも不足しやすい元素で、特に日本人は 『慢性カルシウム不足』と言われています。 カルシウムが不足すると、骨軟化症、骨粗しょう症、膝痛、高血圧、 情緒不安定などの健康障害の恐れが出てきます。 食事に気をつけてカルシウムを補おうとしても、やはり不足してしまいます。 カルシウムを含めミネラル補給が簡単にいかないのは、 ミネラルが体に吸収されにくいからです。 その上、加工食品が多い現代の食事の中ではなかなかミネラルを 摂ることができません。 ミネラルを補給しにくい現代では、サプリメントなどを利用して 効率よくミネラルを摂っていくことが大切となってきます。
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